介護学×心理学ブログ

低賃金、人手不足、3K、何かと問題ばかり抱える介護業界。なぜ、介護の分野は成長していかないのか?それは専門性が低いからであり、あったとしても感情的・根性論が多いのが現状。介護の専門性とは何か?どうすれば向上していくのか?介護の本質を知らない、あるいは興味がない経営者に代わって、論理的に解説するブログ。

介護学

あなたの認知症ケアのレベルを確実に上げる方法。~たった一つの心がけること。

【目次】 あなたの認知症ケアのレベルを確実に上げる方法。 まずは、認知症症状をタイプ別に分けよう。 『葛藤型』 『遊離型』 『回帰型』 それぞれの対策法。 『葛藤型』へのケア。 『遊離型』のケア。 『回帰型』へのケア。 たった一つの心がけることとは?…

問題行動の原因と対策は、ひとことで解決できる。

【目次】 問題行動の最も効果的なアセスメント。~それは本当に「異常」なのか? 「介護士に関係あるのか?」問題でわかる、あなたのプロ意識。 「異常」と判断する、あなたの心にひそむ闇。 本当に効果的なアセスメントとは? 「問題行動」を解決に導く、ひ…

認知症ケア大原則。3つのことを意識しよう。

あなたにとって、『認知症ケア』とは何でしょうか? 「すぐ忘れてしまう人の対応」ですか? 「周囲または自分自身に迷惑をかける人を守ること」ですか? 「認知症の進行を遅らせること」という人もいらっしゃるかもしれません。 これら全て、間違いではあり…

介護士に絶対必要な、ケアの本質的な3つの考え方。

ある利用者さんが言いました。 「私は生きている価値がない」と。 人は、年齢や体力の違いから生み出す価値に差が生まれますが、その人自体の価値に差をつけることはできないのが道徳とされています。 誰かがそう言ったわけではないのに、「生きている価値が…

身体拘束のグレーゾーンについて。それは不適切ケアか?

介護現場には、「それ身体拘束なんじゃない?」と思わせるような行為がよく見かけられます。 自力で動こうとする車いすの人の後ろに、物を置いて転倒リスクを下げたり、 自力で動こうとするベッド臥床中の人のベッド周りに、物を置いて転落リスクを下げたり…

心理学の視点から、『本当の自立支援とは何か』を考える。~「内発的動機付け」がカギ。

あなたは、「自立支援って何?」と聞かれたら何と答えますか? 「リハビリ」「機能訓練」という答えが一般的かと思います。 これらの回答は間違いではありませんが、この単語が全てだと思っているとしたら少し違うように思います。 例えば老健なんかでは、在…

『介護士に向いていない人、向いている人の特徴』と『より良いケアをするための唯一の方法』

あなたは、介護士としての自分の姿に自信を持てていますか? 先輩上司から注意や指摘を受ける毎日ではないでしょうか? 私も、まだ若く経験の浅い下っ端なので、先輩や上司からの視線が気になったり、「これでいいのか」と自分の仕事に自信が持てなくなる時…

介護士に必要なのは、『科学的思考』と『芸術的創造』だ!~サイエンスとアートな要素を持った介護士はつおい。

介護士がしばしば抱える悩み、「このケアで良いんだろうか?」 自分のケアに自信が持てないのは、サイエンス(科学)に基づいていないからです。 「こういう時は◯◯をすればいい!」という何らかのエビデンス(根拠)を持っていれば、自信を持った行動ができるは…

医療より介護!が高齢者を幸せにする、たった一つの根拠。【介護学入門!】

介護という仕事がいかに素晴らしいかを語りましょう。 医療や看護に比べて、専門性が低いと言われる介護士ですが、高齢者の方を幸せにするという点においては、介護は必須の分野です。 確かに、介護は「誰でもできる仕事」と言われていて、その通りだとも思…

介護は「誰でもできる仕事」か?

「あなたのやっている仕事は簡単だから、給料が低くて当たり前だ」と言われて嬉しい人はいるでしょうか? 介護職は、世間から「誰でもできる仕事」だという評価を受けることもあります。 そのことについて考える記事を書きたいと思います。 介護士が誇りを持…

介護士の、共感能力が上がる方法を考察してみる。

介護士たるもの、相手(利用者)の状況や感情をしっかりと言葉で説明できる範囲にまで、理解を深めることができていないとしたら、とても恥ずかしいことではないでしょうか? そこで今回は、介護士の共感能力が上がるための方法を考察していきたいと思います。…

優しい介護士さんにおすすめしたい「自分勝手な生き方」

閲覧ありがとうございます。介護福祉士をしているTAKUMIと申します。 いきなりですが、介護士の方に質問があります。 自分の人生を生きておられるでしょうか? 優しい介護士さんは、あまり自己主張をしないというか、自分を表に出さずに生きておられるような…

「誰でもできる」といわれる介護士という仕事の素晴らしさを考察してみる。

閲覧ありがとうございます。介護福祉士のTAKUMIと申します。 介護士は、世間一般からも同業他社からも、「誰でもできる仕事」とよく言われます。 確かにその通りで、無資格者でも従事することができる上、有資格者になっても仕事内容に差はありません。 そし…

『帰宅願望』に学ぶ、介護職員のキャリアプランニング。

閲覧ありがとうございます。介護福祉士のTAKUMIと申します。 介護職員の方で、自分のキャリアの展望を考え「そろそろ転職しようかな」とお考えの方はおられないでしょうか? もしくは、今の会社への不満が動機になっているかもしれません。 社会人である私た…

『帰宅願望』の対応で一番大事な考え方。その人は本当に「帰りたい」のか?

閲覧ありがとうございます。介護福祉士のTAKUMIと申します。 介護をされている方は、認知症ケアの中でも『帰宅願望』の対応をすることがいかに難しいことかはご存知でしょう。 今回は、『帰宅願望』の対応で一番大事な考え方と具体的な対応方法を提案させて…

「困った!」あなたならこんな時どうする?-介護現場の「どうにもならない問題」をなくす考え方

こんにちは。介護福祉士のTAKUMIと申します。 介護職のみなさん、介護現場には「どうにもならない問題」というものが存在しませんか? 例えば、帰宅願望のある方を対応していて、「家に帰すこともできない」「気分転換になるようなことをしてあげる余裕もな…