介護学×心理学ブログ

低賃金、人手不足、3K、何かと問題ばかり抱える介護業界。なぜ、介護の分野は成長していかないのか?それは専門性が低いからであり、あったとしても感情的・根性論が多いのが現状。介護の専門性とは何か?どうすれば向上していくのか?介護の本質を知らない、あるいは興味がない経営者に代わって、論理的に解説するブログ。

3つの演技力を身につけて、対人支援のプロになろう。

 

 コミュ力は、表現力や傾聴スキル、語彙力やジェスチャーなどで上下するものとされています。

 

自分の意思を伝え、相手の思いを理解するために、様々な人間関係でコミュニケーション能力は重要です。

 

しかし、自分の思いや感情とは裏腹に、相手(または聴衆)を喜ばせなければならない職業があります。

 

それは、俳優やコメディアン、客商売をしているサービス業のことです。

 

その中には、介護士という職業も当てはまっていると思います。

 

介護士も、一般的なコミュ力以上に、『演技力』を身につけて、相手の感情に影響を与えることができたら、仕事の効率は良くなり、あわよくばプライベートにも活かすことができます。

 

人間関係や対人支援のプロになるために、介護現場で使える、または鍛えられる3つの演技力をご紹介します。

 

ぜひともお付き合い下さいませ。

 

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介護士にあると便利な、意外な能力を考察してみる。

 

 介護士は優しくて真面目で気遣いのできる人間でなければならないのでしょうか?

 

そうではないと思います。

 

人類は十人十色と言われるように、一人一人が違った性質を持つ生き物で、全ての人が全く同じ能力を持つことは不可能です。

 

そこで今回は、一般的に良いとされるような介護士さん(優しい、真面目、気遣いできる)とは違ったところに目を向けて、介護士にあると便利な、意外な能力を考察してみたいと思います。

 

「自分は介護士に向いてないんじゃないか...」と落ち込んでしまうような人は、視野が狭くなっている可能性があります。

 

正直、ご高齢者のことが好きではなくても、介護士として優秀な働きをみせることは可能です。

 

今回ご紹介する意外な能力に当てはまる部分があれば、そこを伸ばしていけばいいでしょう。

 

そしてそれは、介護以外の場面でも使える能力です。

 

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ブラックな職場はいかにして生まれるのか?「あなた」は今後どうするか?

 

 あなたの勤める介護施設は良い会社、または職場でしょうか?

 

おそらく、自信を持って「Yes」と応えられる人の方が少ないと思います。

 

ただでさえ、介護の仕事はネガティブなイメージが強いのに、その上、職場の質まで悪いとなると友人や知人に介護の仕事を紹介することができません

 

少子化が進んでいく中、人員の補充にあまり期待しすぎるのも良くはありませんが、せめてシフトワークが正常に働くレベルの仲間が欲しいというのが本音です。

 

 そこで、自分の施設がなぜブラックな職場となってしまったのか、または、自分がそういった環境から抜け出すための考え方をお話していきます。

 

ぜひ、自分のストレスの原因をうやむやにするのではなく、ブラックになりえる要因に目を向ける機会を作って頂ければと思います。

 

それでは、お付き合い下さいませ。

 

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介護の仕事に、どれだけの誇りを持てるか?

 

 それでは、前回の介護は「誰でもできる仕事」か?に続いて、お話をしていきたいと思います。

 

前回は、「介護は誰でもできる仕事で、賃金は国に依存しているために介護現場での個人の努力は無駄に終わる可能性が高い。そして、高い給料をもらえるほどの質の高いサービスを提供できていない」という、大分尖った発言をしました。

 

 今回は、そんな「誰でもできる」と言われて、賃金的にも底辺な介護の仕事に、どれだけの誇りを持てるか?というテーマでお話していきたいと思います。

 

給料が低い中でも、誇りを持って仕事に取り組めるのはどのような人達なのでしょうか?

 

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介護は「誰でもできる仕事」か?

 

「あなたのやっている仕事は簡単だから、給料が低くて当たり前だ」と言われて嬉しい人はいるでしょうか?

 

介護職は、世間から「誰でもできる仕事」だという評価を受けることもあります。

 

そのことについて考える記事を書きたいと思います。

 

介護士が誇りを持って生きていけるように、価値観を見直す機会を作りましょう。

 

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認知症高齢者の方に「居場所」を与える3つの工夫。

 

 長く生きてこられた人が認知症になり、家で生活することが困難になると、介護施設という建物の中で暮らさなくてはならなくなることがあります。

 

言い換えると、縁もゆかりもない所で一生を終えなくてはならないということです。

 

本人からしたら、「家族から追い出された」「姥捨て山に捨てられた」と思ってしまっていることもあります。

 

かといって、どこでも生活できるというほどの自由度がないのが現実。

 

そんな現実の中で、利用者の方が「ここに居よう」「ここに居てもいいんだ」と思えるような環境作りで何ができるかを考えていきたいと思います。

 

「ちょっと家まで帰るわ」と何度も立ち上がる方、「私はもう死んでしまいたい」と嘆く方を対象にお話を進めていきます。

 

もし、介護現場のお仕事に役立てることができる内容であれば幸いです。

 

また、間違った考え方であれば、ご指摘を頂けるとこの上ないです。

 

それでは、認知症高齢者の方に「居場所」を与える3つの工夫。というテーマでお話していきましょう。

 

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介護士の、共感能力が上がる方法を考察してみる。

 

 介護士たるもの、相手(利用者)の状況や感情をしっかりと言葉で説明できる範囲にまで、理解を深めることができていないとしたら、とても恥ずかしいことではないでしょうか?

 

そこで今回は、介護士の共感能力が上がるための方法を考察していきたいと思います。

 

本当の意味で、相手に共感しようと思えば、我々に何ができるでしょうか?

どのような姿勢や考え方が求められるのでしょうか?

 

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