介護学×心理学ブログ

低賃金、人手不足、3K、何かと問題ばかり抱える介護業界。なぜ、介護の分野は成長していかないのか?それは専門性が低いからであり、あったとしても感情的・根性論が多いのが現状。介護の専門性とは何か?どうすれば向上していくのか?介護の本質を知らない、あるいは興味がない経営者に代わって、論理的に解説するブログ。

「1から10まで説明しないとわからない」は正義であるという主張を聞いて下さい。

 

 こんにちは。介護福祉士のTAKUMIです。

 

 「最近の若者は1から10まで言わないとわからないのか!」と怒られたことはありませんか?

 

私もその一人です...

 

 今回は、「1から10まで説明しないとわからない」は正義であるという主張と、そういった人の強みを考察したいと思います。

 

 【目次】

 

 

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既存の常識を理解しようする努力

 

 

 「1から10まで説明しないとわからない」は正義であるという主張の根拠はこれに限ります。

 

 「1から10まで説明しないとわからない」は、反対に言えば、「1から10まで説明すれば理解できる」ということになりますし、既存の常識や先人の知恵を最後まで学ぼうとする姿勢は褒められるべき努力かと思います。

 

1から10まで説明できない方にこそ問題がある。

 

 「1から10まで説明せんとできんのか!」

 「全く!これだから若いもんは!」

 「俺たちの時代は”見て覚えろ”の時代だったんだぞ」

 

 このような説教を何度耳にしてきたことでしょうか。

当時は、世間知らずな自分が悪いんだと自分を責めていました。

 

 しかし、最近になって気づいたのですが、「1から10まで説明せんとできんのか!」という人の中には、そもそも説明できないという原因が含まれているように思います。

 

 もし仮に説明できる能力があったとして、それを隠すのはデメリットでしかないでしょう。

これまでの歴史を語り自分たちの知恵を伝え、次世代につなぐことによって、その価値を増加させることはメリットでしかありません。

(そのメリットについては後述しますが...)

 

それを出し惜しみして、若者がどのような行動をとるかを観察し、自分の要求に合わない行動をとれば叱りつける。

自分が説教したいがためにわざと間違いを犯させるエゴイストなのだとしか思えませんね。

 

 どちらにしても、感情的になり自分が伝えるべきことを次世代に伝えることができない。

または、自分がやっていることを正しく言葉にできないという愚かさを自覚した方がいいです。

 

 今なら自信を持って反論できます、1から10まで説明できない方にこそ問題があると。

 

先人のゴールが、新人のスタート地点

 

 「1から10まで説明しないとわからない」は正義であるという主張ですが、結局は、どう行動するかが重要だという結論に至ります。

 

 先人のゴールが、新人のスタート地点です。

 

 理想は、完璧なまでの先人の教えがあり、それを次世代が工夫していき、価値を倍増させていくことです。

 

 先人たちの歴史、知識、知恵を1から10まで取り込んだ上で、そこから新人が自分なりの行動を始めることが重要です。

これが、先人のゴールが、新人のスタート地点の意味です。

 

 

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おわりに

 

 いかがだったでしょうか。

「1から10まで説明しないとわからない」は正義であるという主張でした。

現代っ子を代表して声をあげましたが、共感して頂けるところはありましたでしょうか?

 

 年齢が上というだけの理由で、上司や先輩の言うことを鵜呑みにしていてはいけません

かといって、無視していいというものでもありませんよね。

 

 1から10までを理解した上で、なぜ、今までそのやり方でやってこられたのか?理由や本質を見極めようと、一度立ち止まって考える癖を身につけましょう。

先人の教えに耳を傾け、歴史を学び、自分なりの工夫を施していってあげて下さい。

 

閲覧ありがとうございました。