それはやる意味があるのか?~介護現場の間違ったケア3選
介護現場は、ただでさえ業務が忙しいのに人員は減っていく一方で、利用者の自立支援を促すことができずに介助負担は増加し、それらのストレスもあってか会社内での問題までもが増えていくという状態にあることが多いのではないでしょうか?
現状、いっぱいいっぱいな状態ではありますが、何か改革や変化を起こさなければ、やりがいの構築や組織のイメージアップにつながりません。
しかし、それをやる人材はいないし、入ってもこないし、、
だったら話は簡単です。
やる意味も必要もない無駄な業務を省いていくのが先決です。
介護現場の、無駄に思える、なんなら間違っているとさえ言えるケアを3つ挙げてみたいと思います。
介護職員さんと一緒に考える機会が作れたら幸いです。
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あなたは、誰かの心の拠り所になれているか?
あなたは、辛いことがあった時、誰かの傍にいたい、またはいてほしいと感じたことはないでしょうか?
嫌なことがあって、「今は一人にしてくれ」と言う人もいますが、そういう場合はたいていが、自分でなんとかできる問題で恥ずかしい姿を見られたくない時なんかだと思います。
どうしようもなく不幸を感じたり、これ以上ないくらいに辛い状況に陥ると、「誰か助けてくれ」と人とのつながりを求めたこともあるでしょう。
世の中には、実際にそういう状況の中にいる人は多くいるはずです。
ということは、自分以外にもそういう人がいるわけだから、自分から誰かの傍にいてあげて、支え助けてあげる立場に立つことも必要なのではないでしょうか?
特に、他者を支援する立場にいる我々介護士は、誰かの心の拠り所になってあげられているかを考え直したいものです。
そこで、認知症の方の本当の気持ちを読み取り、最も必要な支援が何かを考えていきたいと思います。
自分の仕事にやりがいや価値を感じなくなってしまった介護士の方は、ぜひとも、お付き合い下さいませ。
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介護職員の「声かけ」を成長させる唯一の方法と3つの段階。
利用者の方に声かけがうまく伝わり、スムーズに介助や業務が進行すればいいなと思ったことはないでしょうか?
または、自分が関わろうとすると拒まれてしまって介助が行えないことすらあります。
人によっては、声かけ自体には問題ないんだろうけど、特定の利用者の方と気が合わないのかいつもこの人との関わりがうまくいかないというケースもあるでしょう。
そんな誰もが必要としている「声かけ」という技術、その他の介助に比べて成長を感じにくく、上達への道筋も見えにくいです。
そこで今回は、介護職員の「声かけ」を成長させるための工夫を3つの段階に分けて紹介してみます。
ちなみに、「声かけ」のことを「指示」と言って、それが通じないことを利用者の認知度のせいにする人は論外です。
声かけは技術であり、健常者と言われる人より認知機能が衰えた人を相手にしている介護士ならば、鍛えなくてはならない分野です。
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「本当に親切な介護士」になるための考え方と行動
介護の仕事をしているだけで親切な人間だよ。と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
中には親切ではない人もいる。という意味ではなく、ただ優しければ良いというものでもないということです。
今回は、「本当に親切な介護士」になるための考え方と行動というテーマでお話していきます。
「本当に親切な介護士」とは、他人に対して優しくすることは大前提として、自分自身への思いやりも忘れません。
人助けすることが、直接的に自分を犠牲にする行為だという考えがそもそもの間違いで、誰もがその恩恵を得られる形で優しさや思いやりのある行為ができる人こそ「本当に親切な人」だと言えるのです。
つまり、無理して行う親切はいつか爆発する可能性があり、自分に対する思いやりも忘れない人は安定して優しくふるまえるのです。
「優しい人間でありたいけど消耗はしたくない」人や、「利用者の方にとって本当に効果のある親切を行いたい」介護士の方は、ぜひ参考にして下さいませ。
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「声かけ」は、「指示」や「命令」ではない!~介護士に必要な話術は『質問力』
介護士に必要な話術を『説得力』だと思っている人はいないでしょうか?
認知症ケアの中で「帰宅願望」や「問題行動」の対応をする中で、または利用者の方を誘導する時に、『説得力』が必要だとは思っていませんか?
もしそうだとしたら、イエローカードです。
「スピーチロック」という言葉があるように、言語的または非言語的であっても、その人の行動を抑制させたり、こちら側の意図で強制させることは介護現場ではいただけない行為です。
それではどうやって、認知症である利用者の方の問題となる行動に対応し、適切な方向へと誘導するのかというと、必要な話術は『質問力』です。
その人が嫌がることを無理やりに説得して、虐待チックな場面を作ってしまうのではなく、お互いにとって気持ちの良いケアが行えるような工夫をご紹介していきます。
それでは、お付き合い下さいませ。
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