人から信頼を得る謝罪の技法~いつでも、どこでも、誰でもできる~
こんにちは。介護福祉士のTAKUMIと申します。
この記事を読んで下さっている方に質問です。
謝るのは上手ですか?
また、謝る時に何らかの工夫をされていますか?
というのも、特に介護職の方で、お人好しすぎて必要以上に頭を下げようとする人がおられます。
介護職はご高齢者の方々を否定しないように努めているせいなのかもしれませんが、まるで家来のように言いなりになるのが仕事ではありません。
上司や先輩、同僚から仕事を多く引き受け、利用者ご家族からの無理難題やキツイ要望も抱え込んでしまう介護職員さんは多いです。
もちろん、介護職の方に限ったことだとはいえませんが、事あるごとに頭を下げるのが癖になってしまっているお人好しさんがいらっしゃいます。
そういう人たちを救うために、今回は、人から信頼を得る謝罪の技法~いつでも、どこでも、誰でもできる~というテーマでお話させて頂きます。
【目次】
謝罪のタイミング
謝罪をする時、しなければならない時、タイミングを見計らって謝罪しようとしていますでしょうか?
当たり前ですが、タイミング次第で謝罪の印象は大きく変わります。
相手の気分が良い時に謝れば許してもらえるものを、相手が不機嫌なタイミングで謝罪の時間をとろうとすれば怒られてしまうことだってあります。
頭を下げることによって機嫌を良くする場合もあるため、状況次第ではありますが...。
そして、謝罪するべきこととそうではないことの区別もしなくてはなりません。
効果的な謝罪のタイミングについてお話していきたいと思います。
何でもかんでも頭を下げようとするな!
私自身、自分にも言い聞かせるつもりで強く主張したいのですが、謝らなくていいことは謝らなくてもいいです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これがなかなかできていない人が多いです。
相手が怒りを表したらとりあえず謝る人。自分に非がないはずでもとりあえず頭を下げてその場をしのごうとする人。
まるで自分が頭を下げれば全てが丸く収まると思い込んでいるかのように、何でもかんでも頭を下げようとする人がいます。
それはナンセンスです。
もしかしたら、相手が感情的になっているだけかもしれないのに、物事の本質を見極めようとせず、”とりあえず”場が収まるための行動として、頭を下げてしまいがちですが、その”とりあえず”の行動は、今後も継続しなければならない可能性大です。
怒っている相手の感情を鎮めるという行為自体は素晴らしいことです。
もし、謝るにしても、「自分の◯◯というところが悪かった。傷つけてごめんね」と、”何が悪かったか”事実のみを具体的に捉え、その部分だけについての謝罪のみにしましょう。
そして事実のみを捉えた結果、自分に非がないと感じたら、「そういうつもりはなかったんだ。誤解を与えてごめんね」と、しっかり説明するようにしましょう。
全面的に謝ってしまえば自分は悪者という立場になってしまい、その都合の良い状況を利用して相手は被害者面してきます。
何でもかんでも頭を下げようとするのはやめましょう。
意外性を与える謝罪をしよう。
人から信頼を得る謝罪の技法というテーマの答えとして、意外性を与える謝罪が効果的かと思います。
何でもかんでも頭を下げようとしなくていいと主張しましたが、やっぱり謙虚な姿勢で腰の低い人は好感度が高かったりします。(日本人らしさがある)
しかし、真面目に謝り続けるのも、お堅い印象を持たれ、精神的にも辛いですよね。
そういう時におすすめしたいのが、意外性を与える謝罪です。
例えば、相手が気にも留めていないようなどうでもいいことで謝ったり、過去に犯した自分の過ちに非を感じていることを正直に伝えてもいいかと思います。
前者の場合は「そんな些細なことにまで気を遣ってくれているのか」と思わせることができるし、後者の場合は「しっかりと反省する心を持っている人なんだな」と思わせることができます。
どちらにしても、自分から謝る姿勢を見せることで、相手に責めにくい印象を持たせることができるのです。
真正面から謝るのが苦手な人ほど使えるテクニックだと思います。
「相手が意外に感じる謝罪ポイントはどこだろう」とゲーム感覚になり、面白みを持つことができるからです。
そして、タイトルに「いつでも、どこでも、誰でもできる」と書いたように、手軽に自分自身から謝罪できる工夫をすることが重要です。
なぜなら、謝罪で一番重要なのは『自分から謝ること』だからです。
人から頭を下げることを強要されたり、悪者に仕立て上げられたりするための謝罪は、自分の精神を疲弊させるだけです。
まとめ~謝罪で一番重要なのは『自分から謝ること』~
いかがだったでしょうか。人から信頼を得る謝罪の技法~いつでも、どこでも、誰でもできる~というテーマの記事でした。
今回の話をまとめると、
まずは、何でもかんでも頭を下げようとするのはやめて、自分に非がある部分のみを謝罪するようにしましょう。
そして、好感度や信頼を得るためにも、意外性のある謝罪ポイントを探ってみましょう。
そうすることで、(楽しみながらも)前向きに『自分から謝る』ことができるようになります。
無理に相手に合わせようとして必要以上に頭を下げるのではなく、正しく相手にも自分自身にも気を遣って信頼と精神的安定を得て下さい。
閲覧ありがとうございました。